日本の夏の風物詩の一つに七夕があります。ところが今では色
とりどりの短冊が吊り下がった笹竹を見られるのも学校や人が
群がる商業施設ばかりで飾っている家庭は少ないようですね。昔
は笹竹を近所から分けてもらったり、竹藪から取ってきたり(正確
には竹と笹は異なるようですが)と困らなかったのに今ではマンシ
ョン暮らしが増えたり、家の周りに緑が少なくなって手に入れるのはとても困難になりま
した。
また、特に大人だけの生活を送っている家庭ではにぎやかな光景を目にしても自分には
関わりがないものとしてはいないでしょうか。笹竹が手に入りずらくなっただけでなく、誰し
も子どもの頃は真剣に考え尽した願いごとも大人になると身の丈に合った現実のことば
かりで、悲しいかな、希望に満ちて、夢に溢れる願いごとを考えることすら忘れてしまいま
す。子どもの頃に短冊に記した願いごとが何だったのか思い出すこともできないくらいに
夢のない月日を送ってきてしまったことがそうさせてしまったんでしょうか。
今年はそんな世知辛い日々を一時でも忘れて、前向きな気持ちになるために幼かったあ
の頃に戻って、今年は短冊に願いごとを書いてみませんか。書かなければ願いごとは天
の川まで届きませんし、自分の心の中でも段々と意識が薄れてしまいますよ。
さて、今月は七夕に関する食べ物をおすすめしようと思って調べてみますと、その日を祝
って素麺を食べたとされるようです。諸説あるようですが、元々の起源は奈良時代の唐菓
子の一つであった索餅(小麦粉、米粉に砂糖を混ぜ、ねじりあげたもの)から索麺、そして
素麺となったとの説が有力のようです。そこで、素麺と同じく、この時期、さっぱりと召し上
がっていただきたいのがだんらん「無選別稲庭うどん」です。稲庭うどんというと、お中元な
ど頂き物が中心の方も多く高級なイメージを持たれる方も多いと思いますが、そうめんと同
様にご家庭でもっと手軽に召し上がっていただくための一品です。暑い季節にはつけめんに
して、さっぱりと稲庭うどん独特のツルっとした食感をお楽しみください。
